上越市安塚区の山あいの集落、ほその村。この集落が形成されたのはおよそ700年前の南北朝時代だと考えられています。
戦国時代には、この一帯は上杉氏の治める城下町として栄えました。ほその村には、三国街道と北国街道をつなぐ近道の「松之山街道(いわばバイパス的存在!)」が通り、交易上重要なルートに位置していました。それゆえ、関東と越後(現在の新潟)を往来する人々がほその村に出入りしていた様です。あの上杉謙信さんもこの街道を通って関東に遠征していたそうです。
外から来た人を気兼ねなく受け入れるオープンな気質は、人の往来が多く、様々な人と交流してきた、ほその村ならではのものかも知れません。
ほその村のれきし
上越市安塚区の山あいの集落、ほその村。この集落が形成されたのはおよそ700年前の南北朝時代だと考えられています。
戦国時代には、この一帯は上杉氏の治める城下町として栄えました。ほその村には、三国街道と北国街道をつなぐ近道の「松之山街道(いわばバイパス的存在!)」が通り、交易上重要なルートに位置していました。それゆえ、関東と越後(現在の新潟)を往来する人々がほその村に出入りしていた様です。あの上杉謙信さんもこの街道を通って関東に遠征していたそうです。
外から来た人を気兼ねなく受け入れるオープンな気質は、人の往来が多く、様々な人と交流してきた、ほその村ならではのものかも知れません。
自然、農業、農村のくらし等を通じて、農村と都市との交流、福祉の増進、農地の保全、環境の保全等の実践事業を行い、中山間地域における模範的な集落づくりを進め、もの、人、情報を有効に活用し、心豊かな魅力あふれる事業展開と集落運営を行います。
木々の葉が落ち、山が水墨画のような表情に変わる頃、ほその村には静けさが戻ってきます。雪が空から舞い降りてきて、村全体がやがて雪の布団に覆われます。村の人たちはそれぞれの家に立ち寄っては話をしながらお茶飲みをします。
その年に採れた野菜の漬物や自慢の手作り料理が並ぶこたつにあたりながら、温かで優しい時間を過ごすのです。
そんな村人の冬の楽しみが「キャンドルロード」。雪の夜に灯されるろうそくの明かりが村を美しく彩ります。
黄金色に染まりゆく棚田。稲刈りの季節がやってきます。豊かな収穫を体験しようと県外から子どもたちや学生、コシヒカリオーナーの人たちもやってきます。収穫の喜びを皆で分かち合う、ほその村の秋。その年の米の出来具合をお茶を飲みながら語り合う、村の人たちの楽しく充実した時間です。稲刈りが終わり、山が秋色になる頃、畑では大根や人参、ブロッコリー、白菜などが次々と育ち、家々の食卓に上がります。
棚田の稲が育ち、カエルの鳴き声が夜の村に響き渡る夏、ほその村では夏野菜が家々の食卓を彩ります。トマト・きゅうり・なす・なますかぼちゃ・かぼちゃ・オクラ・ツルムラサキ・さつまいも・ヤツガシラなど。
お盆に帰省する子ども達や親戚にとって、畑で採れた野菜を使った手作りの料理は、何よりのご馳走(こちらでは“ごっつお”と言います)。“ほその村に帰ってきた”を実感するひとときです。
冬の間、村を覆っていた白い雪。その雪が割れて水を湛えた地面が出てくると、ほその村に春の匂いが立ち込めます。ふきのとうが顔を出し(ほその村ではフウキントウと呼びます)、森にはカタクリやキクザキイチゲが次々と咲いていきます。
ほその村の女性たちが笹団子に使うヨモギを摘むのも、春の風物詩。そしてブナ林が柔らかな緑色になる頃、棚田では田植えが始まります。
ほその村ではそんな春をみんなで楽しもうと、毎年、六夜山の山頂で「みどりのほその春の祭典」を開催しています。
ほその村の四季
冬の間、村を覆っていた白い雪。その雪が割れて水を湛えた地面が出てくると、ほその村に春の匂いが立ち込めます。ふきのとうが顔を出し(ほその村ではフウキントウと呼びます)、森にはカタクリやキクザキイチゲが次々と咲いていきます。
ほその村の女性たちが笹団子に使うヨモギを摘むのも、春の風物詩。そしてブナ林が柔らかな緑色になる頃、棚田では田植えが始まります。
ほその村ではそんな春をみんなで楽しもうと、毎年、六夜山の山頂で「みどりのほその春の祭典」を開催しています。
棚田の稲が育ち、カエルの鳴き声が夜の村に響き渡る夏、ほその村では夏野菜が家々の食卓を彩ります。トマト・きゅうり・なす・なますかぼちゃ・かぼちゃ・オクラ・ツルムラサキ・さつまいも・ヤツガシラなど。
お盆に帰省する子ども達や親戚にとって、畑で採れた野菜を使った手作りの料理は、何よりのご馳走(こちらでは“ごっつお”と言います)。“ほその村に帰ってきた”を実感するひとときです。
黄金色に染まりゆく棚田。稲刈りの季節がやってきます。豊かな収穫を体験しようと県外から子どもたちや学生、コシヒカリオーナーの人たちもやってきます。収穫の喜びを皆で分かち合う、ほその村の秋。その年の米の出来具合をお茶を飲みながら語り合う、村の人たちの楽しく充実した時間です。稲刈りが終わり、山が秋色になる頃、畑では大根や人参、ブロッコリー、白菜などが次々と育ち、家々の食卓に上がります。
木々の葉が落ち、山が水墨画のような表情に変わる頃、ほその村には静けさが戻ってきます。雪が空から舞い降りてきて、村全体がやがて雪の布団に覆われます。村の人たちはそれぞれの家に立ち寄っては話をしながらお茶飲みをします。
その年に採れた野菜の漬物や自慢の手作り料理が並ぶこたつにあたりながら、温かで優しい時間を過ごすのです。
そんな村人の冬の楽しみが「キャンドルロード」。雪の夜に灯されるろうそくの明かりが村を美しく彩ります。
ほその暮らしの達人たち
音楽の達人
NPO法人
ほその村について
自然、農業、農村のくらし等を通じて、農村と都市との交流、福祉の増進、農地の保全、環境の保全等の実践事業を行い、中山間地域における模範的な集落づくりを進め、もの、人、情報を有効に活用し、心豊かな魅力あふれる事業展開と集落運営を行います。
年表でみる
自然王国ほその村
S 54 「あじさいクラブ」を結成
S 55 夫婦で視察研修
S 59 農業振興会を発足
S 60 細野集落センターを改築
H 元 自然王国ほその村を設立
「みどりのほその春の祭典」毎年実施・現在も継続中
H 2 「ゆりの根」グループ結成
かあちゃんたちが野菜、農産加工の生産販売を始める
翌年から、横浜市の消費者グループへ産直を開始
H 4 雪国の生活体験で、東京の子供たちの受け入れを始める
H 6 生産組合を設立し、下記事業を実施
① 加工施設「かあちゃんの家」・・・笹だんご、おこわの製造販売
②「工房ほその村」の木工品の製造販売
③ 農作業、自然体験、農家民泊の受け入れを主体とした田舎体験交流
④ コシヒカリオーナーの受け入れ
⑤ 年間を通じたイベントの実施
H 8 豊かなむらづくりコンクールで農林水産大臣賞受賞
交流体験施設「六夜山荘」完成。 12月から運営
H 9 岐阜県河合村(現飛騨市)稲越集落と姉妹提携
H 9 〜16年まで春と秋(1泊2日)の研修を実施
H 10 農水省の中山間地域等直接支払い制度化のためのモデル集落となる
H 12 自然王国ほその村イメージソング「風よあなたは」をCD制作
H 12 六夜山頂へ遊歩道整備(12〜13年)
H 13 東頸城広域農道完成(牧村〜大島間 26.7km)
棚田地域等保全整備事業で体験農場、ため池を整備
H 14 生産組合が管理する体験農場で田植え、畑体験を開始
・みんなの森に、ぶな・桜等を植栽(14〜15年)
・六夜山荘交流室、厨房を増設(6〜7月)集落民が木材の無償提供を行う。
・原風景の森づくり支援事業の導入(14〜15年)、集落内調査、マップ作成
H 15 遊歩道整備、案内看板の取り付け
H 16 NPO設立研修(天竜市くんまの里へ)
・地縁団体設立総会
・中川町内会発足
・六夜庭園造園完了、NPO法人事務所開設
・送迎車両の更新、各施設の設備更新
・NPO自然王国ほその村設立及び各施設の完成祝賀会
・コンピューターで会計処理を始める
・高崎経済大学 地域造りのゼミ合宿地になる。
H 17 生産組合解散(NPOに移管)
地域づくり講演会(夢未來くんまの里、大平氏)
H 19 農作業体験施設完成。機関紙「ふきのとう」の発行
H 21 ホームページ開設
集落のこれからを考えるワークショップを開催
(桜井先生、高崎経済大学生と共に実施)
H 23 西願寺ご本尊おわたまわし
H 24 細野生産組合再結成。
「かあちゃんの家」がJA農業賞を受賞
H 25 細野集落を細野町内会に組織替え。
支え合い、福祉、克雪、防災マップ作成
H 26 自然王国ほその村設立26周年記念大会 開催
H 27 新農業人フェアー(東京開催)に参加
あすの農業農村を語る講演会 開催
過疎集落・むらが蘇った地域を視察 十日町市池谷集落ほか
体験畑の造成・集落ビジョンの作成
H 29 地域おこし協力隊募集・採用・活動を12月まで行う
H 30 六夜山荘の組織体制の見直し
集落ビジョン再構築・地域おこし協力隊の再募集
H 31 (R元)地域おこし協力隊募集
みどりのほその春の祭典31回目を実施・初夏の研修(講演会)を実施
※その他の活動
・花いっぱい活動
・環境美化運動(草刈、ごみ拾いなど)
・キャンドルロード
・雪茶屋など